
弓削の荘 2013年3月1日
あまも塩づくりダイジェスト!
2013年の一発目は「あまも塩」づくりからスタートしました。
みなさんはアマモ(甘藻)をご存知でしょうか?
冒頭の写真がそのアマモで、ほんのり甘いのが特徴の海藻です。(wiki参照)
今回はそのアマモをふんだんに使った藻塩の製塩工程をダイジェストでご紹介します。
弓削島近海のアマモと瀬戸内の海水で炊き上げます

弓削島近海のアマモと瀬戸内の海水
エキスを抽出し、釜をキレイに
アマモのエキスを充分に抽出したら鹹水(かんすい)を取りだし、釜をキレイに掃除します。
塩の生成途中にできる硫酸カルシウムという厄介な代物が釜の底や壁にびっしりこびりつくので、これを取るのに毎回とても苦労します。
before

炊き上げた釜
after

清掃後の釜
抽出したエキスたっぷりの鹹水を濾しながら釜に戻して炊き上げます
ピカピカになった釜に、さきほど取りだしたアマモのエキスたっぷりの鹹水を漉しながら戻します。
写真ではわかりにくいですが、きれいな緑茶色に染まった甘い香りのするアマモエキス入り鹹水を、ここからじっくり時間をかけて炊きあげます。

アマモのエキスたっぷりの鹹水
あまも塩ができはじめました

あまも塩のできはじめ
あまも塩の完成!
弓削島が育んだ自然の恵みだけでできた、無添加のおいしい「あまも塩」が完成です!
これを杉樽で数日熟成させ、乾燥させ、篩(ふるい)にかけ、袋詰めをすると「弓削塩」としてお店の店頭に並びます。

あまも塩完成!
いかがでしたでしょうか?
手間暇かけて丹精につくられたあまも塩を是非、お召し上がりください。
また、弓削の荘では藻塩づくりの見学&体験を積極的に開催中です。
ご興味がある方は、こちらのフォームからお申込できます。